工場や倉庫の事故防止・製品管理・犯罪対策に監視カメラ

弊社、スマートライト株式会社では監視カメラについて皆様からのご相談に応じております。

近年では監視カメラの性能はどんどんアップしていると同時に安価なものも増えてきており、お客様の用途や予算、必要な機能に応じて選ぶことができます。

そこで今回は工場や倉庫の監視カメラついて考えてみます。

利益につながる大切な資材や製品、商品の盗難の被害を出さないことが1番。
また、監視カメラの設置によって製品の品質管理、作業員や施設内の安全の維持につながります。

監視カメラと防犯カメラの違い

「監視カメラ」と「防犯カメラ」の違いについてですが、「動画を映す」カメラの性能としては同じです。

監視カメラは(悪事が起こらないように)見張るためのカメラ。
防犯カメラは犯罪が起こりやすいところに設置する監視用のカメラ。

ウィキペディアの「監視カメラ」のページには

何らかの目的で何らかの対象を監視するためのビデオカメラである。主に人間を監視し、犯罪の抑止などの効果を求めて設置されるものは防犯カメラ

と記載されているため、ここでは防犯用途のカメラも含めて「監視カメラ」と表していきます。

工場・倉庫で監視カメラが必要と思われるシーン

施設外

  • 敷地、施設への不法侵入
    工場や倉庫の周辺は民家や商店等が少ないこと、敷地が広く駐車場への出入りを施設内から見渡せないこと、敷地が広く出入り口が広く開いている場合もあり、駐車場や施設への入場を管理しきれない(管理者を置くと人件費がかかる)、など、工場や倉庫へ部外者が侵入しやすい環境にあります。
  • 無断駐車
    工場や倉庫は広い駐車場がある場合が多く、関係者や来訪者以外の車も停めやすいため、特に夜間や閉場時に無断で駐車される場合があります。
  • 車の中からの盗難
    資材や製品、商品を積み込んでいる車からの盗難。
  • 屋外や半屋外で保管しているものの盗難
    特に資材は原材料の状態でも高額で売却できるようなものもあり、屋外や半屋外で保管している工場も多く、盗まれやすい物です。
    また、廃棄物などへのいたずら(散らかし、放火等)に対しても対策をしたいところです。
    侵入しやすい周辺環境のため窃盗しやすいので、忍び返しや赤外線ビームセンサーなどの設置とあわせて設置するのがおすすめ。
    カメラの存在が抑止力になる上に、侵入の証拠として映像が役に立ちます。

施設内

  • 出入り口の監視
    施設が広い場合や大型の機械が設置されているなどで、出入り口に人の目が向きにくいと、部外者の侵入を管理することができません。
  • 施設内の盗難
    施設内にある資材、製品、商品、備品、機械、金銭の盗難被害の抑止と被害があった時の証拠を残すために。
    事務所や人の目が届きにくいところなどに設置が必要でしょう。
  • 品質管理
    異物混入や不正行為がないように従業員が行う作業や機械、ラインを撮影することで、製品にトラブルが起きないよう抑止し、トラブル発生時には証拠が残ります。
  • 事故防止、安全対策
    従業員が正しく作業をしているか、機械やラインが正しく稼働しているか。
    危険な行為や動きはないか。
    抑止の意味と、管理者が確認するために設置。
  • 品質管理や事故防止、安全対策のためのカメラは、従業員の勤務意識を向上させ、工場全体の生産性を上げることにつながります。

  • 在庫管理
    積み上げていたり人が入れないような場所に保管されている在庫の数を、カメラの設置により管理がすることができます。
  • 更衣室や控室などの防犯
    本来なら部外者が立ち入らない場所の入り口に設置して、これらの場所での私物の盗難などの対策として。

工場・倉庫に監視カメラを設置することで期待できること

屋外カメラ

  • 車、オートバイ、自転車、人、それぞれの動き
  • 人の顔
  • 車の車種、ナンバー
  • 駐車場の状況(駐車台数)
  • 出入りした時間
  • 天候

屋内カメラ

  • 人の動き
  • 人の顔
  • 施設内の様子
  • 機械やラインの様子
  • 来訪者の滞在時間
  • 搬入や出荷の様子

工場・倉庫の監視カメラ設置の問題点

広い敷地や施設内で、出入り口や死角部分をカバーするようなカメラの設置が必要になるでしょう。
しっかりと詳細に映したいところはどこか?
どこに設置したら侵入者に対して抑止になるのか?
侵入者の動線も考えて設置しなくてはいけないでしょう。

工場・倉庫での事故防止・製品管理・犯罪対策に監視カメラで遠隔操作

監視カメラの映像は事務所などの施設内の別の場所や、他の施設や経営者の自宅など離れたところからスマートフォンなどで見ることができます。
出入り口に管理人を置かなくても、直接インターフォンで話すこともできるでしょう。

施設内では管理者が見回らなくても様子を簡単に確認することができます。
問題点があった時に指示を出したり、装置によって生産を停止することができたりと、すぐに対応することが可能。

これらは人件費の削減にもなります。

異常があった場合には、離れた場所からでも照明を消す、フラッシュライトを点ける、警告音を鳴らす、など犯罪を抑止するアクションを起こすことができます。

従業員の目線で働きやすい施設にする

施設内のカメラによって、危険な作業や危険な箇所がないかを知ることができるでしょう。
実際に作業している状況でないとわからないこともあります。
労働環境の見直しにも役立ちます。

作業する上で不都合なことがないかを知ることもできます。
例えば、雨の日の搬入搬出が滞りなくできているか、施設内の人の動きはスムーズかどうか、などを知ることで、作業のしやすさにつながり効率も上がるでしょう。

また、トラブルが起きた時に証拠の映像が残っていれば助けられることもあるはずです。

監視カメラの購入

監視カメラの購入を考えるとき、お客様の予算に応じて大きく3つの選択肢があります。

  1. 最も安価な【DIY系】
    Amazonなどネット通販で購入し自分で設定や設置を行います。
  2. 機能と価格のバランスが良い【スマートホーム系】
    店舗に合わせてプランを提案可能。
    電動シャッター、人感センサー、照明との連動などの制御が可能。
  3. プロ用【監視カメラ専門メーカー系】
    魚眼レンズ式やステンレス製など様々な監視カメラから、高性能なAI機能を備えたものまでお客様のご要望に広く対応。
    場所に合わせたカメラの選定、設置から工事まで依頼することができます。

以上3種類から、設置場所、予算、用途に合わせて検討されると良いでしょう。

例えば木材を扱う工場などでは、道路に面して資材の木材が保管されていたりするのを見かけますよね。
盗られてしまわないだろうか、と心配になってしまいます。
厳格に敷地を封鎖できているところは意外と少ないように見受けられるように思います。
私だったら心配で眠れないかも。

規模の小さい町工場だから、個人経営の工場だから、監視カメラは不要と思うかもしれません。
しかし貴重な資材、製品、製品を作り出す機械や技術、それに金銭などの盗難は工場の規模には関係ありません。

工場や倉庫は部外者が紛れて入りやすい環境でもあります。
大切な財産が盗まれないように、監視カメラが役に立ちます。

また、正しく生産、出荷ができているかどうかの記録を残す上でも、カメラの設置の必要性があるでしょう。

工業や倉庫に監視カメラの設置をお考えの際には、スマートライト株式会社へご相談ください。