Omron社のアンプ内蔵型光電センサーE3Z-D61を使って、手をかざしたときにKNXに信号を受信できる仕組みを作ってみました。
使用デバイス(主なもの)
Omron社 アンプ内蔵型光電センサーE3Z-D61
MDT社 KNX Analog I/Oモジュール
AIO-0410V.01
配線
E3Z-D61の取説を見たところ、このような回路の説明があった。
以上をもとに、
茶: 24V DC電源+
青: 24V DC電源 – / Analogモジュール GND
黒: Analogモジュール GND
と接続。
図にするとこのような感じ。
KNXのプログラム
KNXの設定ソフトETSによってKNXのプログラムを作成。
GroupAddress 0/0/1を作成
MDT社 KNX Analog I/Oモジュール AIO-0410V.01のパラメータはこのように設定し、Channel A:InputというGroupObjectをGroupAddress 0/0/1にリンクしてダウンロード。
ETS Diagnosticsで確認
ETS Diagnosticsを立ち上げ、センサーの前に手をかざしたり離したときの値を確認。
何も無いときは、1.58mAぐらいで、手をかざしたときは、0.68mA程度に変化することを確認。
ThresholdをETSで設定
今回は手をかざしたときにONを送り、手を離すとOFFを送るので、電流値の値にThresholdを作りONとOFFを送るようにします。
Analog I/Oモジュール AIO-0410V.01のパラーメータでThreshold switch機能をactiveに設定。
Thresholdの値を12×0.1mAに設定。これ以下のときは1、超えると0が送られるようにします。
0/0/2にOn/OffのGroupを作成してGroupObjectをリンクしたらダウンロード。
再度、ETS Diagnosticsで確認
このように、手をかざすと On、手を離すとOffが送られることがDiagnosticsで確認できました。
まとめ
当初、Omron社アンプ内蔵型光電センサーE3Z-D61は無電圧接点を返すと聞いていたのですが、状態によって電流値が変わる設定でした。
これは以前、KNXのAnalogInputモジュールで検証していたので、スムーズに対応することができました。
MDTのAnalogInputで4-20mAの電流信号をKNXで取得してみた|デジタルライト(Digital-light.jp)
これでOmron社のセンサーの値を取ることができたので、Node-REDを使ってアプリケーションをつくることができそうです。
引き続き開発していきます!