ETSを使ってKNXのプロジェクトを構築する場合、使用するデバイスのデータをプロジェクトに追加しますが、ETSのカタログにデバイスのデータが無い場合は、プロダクトデータをインポートする必要があります。
デバイスのプロダクトファイル
通常は、拡張子が “.vd4″や”.knxprod”というのがプロダクトファイルになるのですが、たまに、”.knxproj”という拡張子をデバイスのプロダクトファイルとして送られることがあります。
カタログメニューから”import”をクリックすると
このように、読み込むプロダクトファイルが選択しているのですが、”knxproj”という拡張子のファイルはImportすることができません。
knxprojというのはKNXのプロジェクトファイルの拡張子
実はknxprojというのはKNXプロジェクトファイルの拡張子なので、プロダクトファイルではありません。
これは、あるプロジェクトをETSで作成したときに、バックアップやほかの人に渡すときに使うファイルです。
knxprojファイルでもらった時のプロダクトデータの取り込み方法
結論としては、自分のKNXのプロジェクトを開き、もうひとつもらったknxprojファイルでKNXのプロジェクトを開いて、デバイスの画面からコピー&ペーストします。
まずは、プロダクトファイルだよといってもらったknxprojファイルをETSで開き、”Devices”の画面にします。
左下のDevicesのところに、使用したいデバイスが表示されているので(今回は、1.1.100 Presence Detection Mini Pus)をクリックします。
マウスから右クリックしてCopyをクリック
次にこのデバイスを使用したいETSのプロジェクトを開き(今回はNew project)、Devicesの画面で左下のDevicesをマウスでクリック
この中からPasteを選択。
すると、このように使用したいデバイスのデータがDevicesにペーストされます。
まとめ
KNXの中でも老舗メーカーはちゃんとカタログからダウンロードできるのですが、比較的新しいKNXメーカーのデバイスはカタログからダウンロードできないこともよくあり、また、knxprojファイルでデバイスのデータをもらうこともあるので、この方法は覚えておきましょう。