RS-232CのコマンドをSceneに紐づけてComfortClickから送信する方法

ComfortClickのスケジュール機能

ある物件で演出プログラムをComfortClickを使って実行することになりました。

朝9:00から夜の19:00まで、30分に1回、15分間の演出を行います。

今回はこのスケジュールのプログラムを作成します。

演出に関連するデバイス

使用するデバイスは上記のとおり

こちらがシステムのイメージです。

ComfortClickの設定 iPlayer3

bOS Configuratorを使い、DevicesからBASICを選択。Connection TypeをSerialにします。

次にJigsawとiPlayer3をUSB-Serialケーブルで接続すると、ConnectionのSerialPortをクリックするとデバイスが表示されるので選択。

iPlayer3のRS-232Cプロトコル仕様は、上記のとおり。

次にAddでCommandを追加。DataTypeとText Encoding,New Lineを修正。

次にiPlayer3に送るRS-232Cのコマンドを変数でできるようにします。

CommandからAddでVariableのStringを追加

次にProgramを追加

ProgramのTriggerとして、先ほど追加したVariable(String)が変化したことがTriggerになり、このプログラムが動くようにします。

TriggerをAddして

StringのValueChanged(変化があったとき)にこのProgramが発動します。

ProgramはStartすると、RS232CのCommandがSendされるようにします。

これで、なにかしらの方法でCommandのStringに変更があったときに、Commandが送られるようになりました。

Sceneを使ってVariableを変更させる

Variableを変更させるにはSceneを使う方法があります。

Sceneを作成し、RS232C/Command/Stringをドラッグ&ドロップします。

Valueの中に送りたいコマンド(今回はX0401)を記載。

これで、Sceneを呼び出すと → CommandのStringが変化 → Triggerが発動 → CommandがSendされる

という流れになります。

まとめ

以上、RS-232CのコマンドをSceneに紐づけてComfortClickから送信する方法をご紹介しました。

次回はUDPメッセージもこのように送る方法をご紹介します。