PythonのMediapipeやYOLOなどコンピュータービジョンライブラリを使う場合、カメラの映像が必要になりますが、tp-link社のTapoシリーズは非常に安価ながらもRTSP(Real-Time Streaming Protocol)が使えて助かります。
今回は手元にTapo C200があったので、RTSPを使用する方法をご紹介します。
Tapoアプリでセットアップ
スマートフォンのtapoアプリでTapo C200の初期セットアップを行います。
自分のデバイス(Tapo_C200)をタッチ
歯車の設定アイコンをタッチ
「高度な設定」をタッチ
カメラのアカウントをオンにします
「アカウント情報」をタッチ。
これで、RTSPで接続するときの、IDとPWの設定を行います。
「ネットワーク設定」をタッチすると、現在のC200のIPアドレスが確認できます。
また、固定IPにする場合はこちらから行います。
これで、RTSPに必要な ID,PW, IPアドレスがそろいました。
RTSPのURLは
rtsp://ID:PW@IP_ADDRESS:554/stream1
こんな感じになります。
VLCからRTSPを確認
VLCメディアプレイヤーを立ち上げ、メディアから「ネットワークストリームを開く」を選択。
ネットワークURLに、自分のカメラのRTSP URLを入力します。
このようにVLCからC200のRTSPを表示することができました。
このRTSP URLでコンピュータービジョンライブラリ用の映像として使用することができます。
まとめ
以上、tp-link社のネットワークWi-FiカメラTapoシリーズのRTSP URLを確認する方法をご紹介しました。
PC内蔵のカメラやUSBカメラとは違い、ネットワークカメラの映像が使えると若干の遅延はありますが、カメラ設置場所の自由度があがるのでとても便利です。
PythonのコンピュータービジョンやTouchDesignerなどにリアルタイムの映像を取り込む際につかってみてください。