influxDBの過去データを削除する方法

弊社で販売している「後付電力見える化サービス」について、貸出用デモセットがあるのですが、貸し出すときに電力センサー(SIRC社製)のリセットとGrafanaで表示するinfluxDBのデータをリセットする作業があります。

今回はinfluxDBの過去データをssh接続して削除する方法をご紹介します。

背景

今回、デモで貸し出した電力見える化の画面を確認したところ、「合計電力量」と「CO2排出量」がマイナスになっていました。

これは、貸出する前のデータ(2025/1/27)の時点のデータが残っており、それが原因だと考えられます。

SSH接続での操作

サーバーにSSHで接続します。

influxDBに接続

DBを確認します。

main_dbを選択

measurementsを表示します。

001kWhを確認します。

すると、マイナスの表示がありました。

マイナスのデータとそのひとつ前のデータのタイムコードを確認します。

すると、マイナスのデータは2/12のデータ。その一つ前は1/27のデータなので、1739332914452000000より前のデータを削除します。

Measurementのバックアップ

安全のため、元の001kWhをバックアップします。

backup_001kWhを作成した後、show measurementsでできていることを確認しました。

中身も確認します。

これで、001kWhの一部データを削除する準備ができました。

DELETE FROM “001kWh” WHERE time <= 1739332914452000000;

で削除して、無事に削除されていることを確認しました。