説明
室内センサーSewi AQS/TH Modbusは室内のCO2濃度と温度と湿度を測定し、露点温度も計算します。
このデバイスは、RS485インターフェースとRTUプロトコルを備えたModbusスレーブです。PC、SPS、MCなどのModbusマスターは、”Function 04h (Read Input Register)” でSewi Modbus Indoor Sensorsの測定値を読み込むことができます。
機能
- 空気中のCO2濃度測定
- 温度測定
- 湿度測定
- 露点温度算出
露点計算のポイント
Sewi Modbusセンサは、周囲の露点温度を計算します。この値は露点監視のために使用することができます。この場合、壁やパイプの表面温度を測定するための別のセンサーが必要になります。また、露点はModbusマスターでモニター(温度との比較)される必要があります。
モニタリングにより、地表の結露の可能性を事前に判断し、タイムリーに対策を講じることができます。
各部説明
製品のカバーを外します。(マイナスドライバーで引っかかってる爪を動かすと外れます)
- a + b 取付用長穴(穴間隔60mm)
- LEDs: 緑色 電源/動作電圧。赤 エラー/センサーエラーまたは不正なデータ
- スレーブアドレス用DIPスイッチ(詳細図参照)
- インターフェースパラメータ用DIPスイッチ(詳細図参照)
- 温度、湿度用センサー
- 接続用プラグ、0.8mm²までの固体導体に適合
1:12~30V DC(+)
2:GND(-)
データA:Modbus D0
データB:Modbus D1
データラインの基準電位は電源のGND(-)です。 - CO2センサー
- ケーブルブッシング カバー位置合わせ用
接続
コネクター部は取り外しができるので、一度外し、電源&信号線を接続。
手元にあったKNXケーブルをつかって、このように接続しました。
BUS LOAD
使用するRS485トランシーバーは、1/8標準RS485バス負荷(1/8ユニット負荷)で、54オームで2.4V以上を実現できるもの。標準的なバス負荷で32のデバイスが運用されます。標準バス負荷より少ないデバイスをRS485バスに接続すれば、より多くのでデバイスでバスを動作させることができます。例えば、バス負荷が1/8のデバイスを接続した場合、最大で32×8=256のデバイスをバスに接続することができます。
BUS通信の設定
すべてのディップスイッチがOFFの状態(工場出荷時)の場合、以下のパラメータが設定されます。
Address: 1
Baud rate: 19,200
Parity: Even
Timing: Off
スレーブアドレスの設定
スレーブアドレスは、8ビットDIPスイッチ「アドレス」で設定します。全てのスイッチがOFFの場合、アドレス1が選択されます。アドレス0はブロードキャスト情報用として予約されています。247以上のアドレスは無効です。
アドレスはバイナリコード化されています。したがって、例えばアドレス47の場合、スイッチ1、2、3、4、6をONに設定する必要があります。
インターフェースのパラメーター
インターフェイスパラメータは,2番目の8ビットDIPスイッチで設定します。最初の4つのスイッチがOFFに設定されている場合、バイナリレート設定は19,200ボーとなります。これらのスイッチのうち1つがONに設定されている場合、対応するボーレートとなります。
パリティ 両方のスイッチが “ODD “と “NONE “で “OFF “の場合,パリティは “EVEN “です。ODD “または “NONE “のみ対応するパリティチェックの切り替えが可能です。
“EE MB” switch: without function
“TERM” switch: Bus termination 124 Ohms
転送プロトコル
Function 04H Read Input Register
最初の測定の前とセンサーに不具合がある場合、すべてのレジスタは “32768 “になっています。
Query string from the master
サンプル: query string for reading all data for slave address 1:
01h, 04h, 00h, 00h, 00h, 04h, F1h, C9h