アパート・マンションなど集合住宅の不法侵入・治安維持・犯罪対策に監視カメラ

弊社、スマートライト株式会社では監視カメラについて皆様からのご相談に応じております。

近年では監視カメラの性能はどんどんアップしていると同時に安価なものも増えてきており、お客様の用途や予算、必要な機能に応じて選ぶことができます。

そこで今回はアパート・マンションの監視カメラついて考えてみます。

アパート・マンションなどの集合住宅の大家さんや経営者の方にとって、居住者の安全を保つこと、建物内外の治安の維持、犯罪の抑止は安定した不動産経営にもつながります。
居住者が住みやすいと思える環境を作ることが1番。
管理がしやすいことも重要でしょう。

監視カメラと防犯カメラの違い

「監視カメラ」と「防犯カメラ」の違いについてですが、「動画を映す」カメラの性能としては同じです。

監視カメラは(悪事が起こらないように)見張るためのカメラ。
防犯カメラは犯罪が起こりやすいところに設置する監視用のカメラ。

ウィキペディアの「監視カメラ」のページには

何らかの目的で何らかの対象を監視するためのビデオカメラである。主に人間を監視し、犯罪の抑止などの効果を求めて設置されるものは防犯カメラ

と記載されているため、ここでは防犯用途のカメラも含めて「監視カメラ」と表していきます。

アパート・マンションで監視カメラが必要と思われるシーン

施設外

  • 敷地、施設への不法侵入
    大きな建物の場合や、周辺にもアパートやマンションが多い環境であれば、見通せないところなど死角が多くあります。
    世帯数が多い場合は、居住者が居住者を認識できず部外者を判別しにくいため、部外者が容易に侵入しやすいでしょう。
    オートロックであっても油断できません。
    管理人が24時間常駐していない、監視していない状況では、侵入しやすい状況ができる場合が想定できます。
  • 無断駐車や駐車場内でのトラブル
    来訪者用の駐車スペースの無断駐車の見張り。
    申請制の場合は申請者が正しく停めているかどうかの確認も必要になるでしょう。
    居住者用駐車場でトラブルが起きた場合、大家や経営者が仲介に入る場合もあります。
    その際に証拠として映像が残っていると、解決の手助けになります。
  • 駐車場、バイク置き場、自転車置き場での盗難
    自動車内からの盗難や、バイク・自転車の盗難の抑止と監視。
    バイクや自転車の部品が盗まれることもあります。
  • ゴミ置き場の管理と不法投棄
    ゴミ置き場が正しく利用されているか、汚れていないか。
    居住者以外の不法投棄の抑止や監視。
    ゴミ置き場やゴミの出し方で住民の質”民度”がわかるとも言われます。

施設内

  • 出入り口の監視
    エントランスやエレベーターホールなども含め、不審者の侵入がないか。
    居住者を訪ねてくる業者の動向など。
    エントランスホールなど共用部分を正しく使用しているか。
    正面の出入り口だけでなく、駐車場や駐輪場への出入り口も警戒が必要です。
  • 死角になる部分の監視
    エレベーターは密室になります。
    また建物の構造によっては、共用廊下も監視できるようにしておく必要があるかもしれません。
    普段は利用しない階段や非常階段は人の気配や目がありません。
    このような死角となるような部分には監視カメラの設置が効果的です。

  • 施設内の盗難やいたずら
    施設内にある備品だけでなく、ポストや宅配ボックスなどへのいたずらや不審物の投入、中に入っているものの盗難。
    特にポストや玄関へのマーキングなどにも警戒が必要です。

また、施設内外で清掃業者や修繕業者など必要な業者が正しく作業を行っているかを確認することもできます。

アパート・マンションに監視カメラを設置することで期待できること

屋外カメラ

  • 車、オートバイ、自転車、人、それぞれの動き
  • 人の顔
  • 車の車種、ナンバー
  • 駐車場の状況(駐車台数)
  • 出入りした時間

屋内カメラ

  • 人の動き
  • 人の顔
  • 施設内の様子
  • 来訪者の滞在時間

アパート・マンションの監視カメラ設置の問題点

居住空間であるため、プライバシーの侵害の恐れがあります。
しかし居住空間だから不審者や犯罪の要因から居住者を守らなくてはなりません。

カメラの設置は犯罪につながるトラブルや不審者の侵入をなくすことに役立つことを理解してもらい、目立つようにカメラを設置すれば「監視」ではなく「防犯」のためになるでしょう。

ゴミ置き場や建物周辺が綺麗に整っていれば気持ち良く生活することができます。

敷地や施設内で、出入り口や死角部分をカバーするようなカメラの設置が必要になるでしょう。
しっかりと詳細に映したいところはどこか?
どこに設置したら侵入者に対して抑止になるのか?
侵入者の動線も考えて設置しなくてはいけないでしょう。

アパート・マンションでの事故防止・製品管理・犯罪対策に監視カメラで遠隔操作

監視カメラの映像は他の施設や経営者の自宅など離れたところからスマートフォンなどで見ることができます。
出入り口に管理人がいなくても、直接インターフォンで話すこともできるでしょう。

設備内に破損箇所や汚物がないか、危険な状況になっていないかなど、確認が必要な場所にカメラを設置することで管理者が見回らなくても様子を見ることができます。

これらは人件費の削減にもなります。

異常があった場合には、離れた場所からでも照明を消す、フラッシュライトを点ける、警告音を鳴らす、など犯罪を抑止するアクションを起こすことができます。

居住者が安心して生活できるようにする

生活の場なので、監視カメラの設置プライバシーの侵害が問題になる恐れがあります。
しかし、目立つ監視カメラは抑止力になり、トラブルや犯罪発生時には映像が証拠になるため、居住者を守る役目も果たすものです。

「隠し撮り」をするかのような設置方法ではなく、しっかりとどこに監視カメラがあるのかを認識してもらい、監視カメラについて理解してもらうことが大切です。

設置の際にはどこがどの程度録画されるか、例えばゴミの内容物や郵便物に記載されている文字まで判別できる、というようなことがないよう、最低限にとどめる配慮が必要です。

監視カメラの購入

監視カメラの購入を考えるとき、お客様の予算に応じて大きく3つの選択肢があります。

  1. 最も安価な【DIY系】
    Amazonなどネット通販で購入し自分で設定や設置を行います。
  2. 機能と価格のバランスが良い【スマートホーム系】
    店舗に合わせてプランを提案可能。
    電動シャッター、人感センサー、照明との連動などの制御が可能。
  3. プロ用【監視カメラ専門メーカー系】
    魚眼レンズ式やステンレス製など様々な監視カメラから、高性能なAI機能を備えたものまでお客様のご要望に広く対応。
    場所に合わせたカメラの選定、設置から工事まで依頼することができます。

以上3種類から、設置場所、予算、用途に合わせて検討されると良いでしょう。

私の知り合いのお嬢さんの話ですが、扉の外で気配や音がするので警察に相談したものの証拠がなく、結局自分でドアスコープにスマートフォンを当てて撮影し証拠として提出しました。
いたずらをしていたのは隣に住む男性、自分でその様子を見届けるのはとても怖かったそうです。
 
一戸建てに住む我が子たちは集合住宅に住む友だちの家を訪ねるときにエレベーターで人が乗ってくるのが怖いと言っていました。
(施設内で同じマンションの子たちが遊んでいるのは羨ましかったようですが)
いい年した私自身、集合住宅に出かけていった時にエレベーターで他人と乗り合わせるのが、実は今でも苦手です……。

建物内でも何が起こるかわかりません。

一戸建て住宅と違って集合住宅は人の気配がある安心感を感じますが、最近では隣室にどのような人が住んでいるのか知らない、ということも。
居住者か部外者かの判断が難しくなっている状況です。

監視カメラによるプライバシーの侵害は気になりますが、正しく生活しているのなら身の安全のために監視カメラが設置されているほうが安心と考えられないでしょうか。

いたずらや犯罪を起こそうとする人にとって「見られている」という意識を与えることが重要です。

アパートやマンションなど集合住宅に監視カメラの設置をお考えの際には、スマートライト株式会社へご相談ください。