前回、Interra社4インチKNXタッチパネルiX4が届いたので検証してみたという記事でiX4を簡単にETSで設定してみましたが、引き続きiX4をETSで設定する方法についてやっていきます。
今回は
- 日時の設定方法
- Actuator側のStatusをボタンに反映させる方法
について検証します。
この次の記事で「DALI TYPE8 CCT(調色)器具をiX4でコントロールする方法」も検証します。
日時の設定方法
iX4は日付や曜日、時間などを画面に表示することができます。
この日時の設定方法ですが、マニュアルをみても見つからなかったので、次の方法を試したところうまくいきましたので紹介します。
やり方
DateTimeというGroupAddressを作る。
iX4のDate TimeというGroupObjectを先ほどのGroupAddressにリンクさせる。
デバイスにダウンロードする。
Diagnosticsを立ち上げDateTimeのGroupAddressを選択する。
Valueの横にあるドロップダウンボタンを押すと年月日時間が入力できる。PCの時計から値が自動的に取得される。
Writeボタンを押すとこのデータがデバイスに書き込まれる。
画面を確認して年月日が同期されていれば成功です。
Actuator側のStatusをボタンに反映させる方法
今回、ThebenのKNX-DALI GatewayにSuricherのTYPE8 DALIコンバーターSR-2309-Pro-5CをCCTモードにして調色LEDテープライトを接続しているので、まずはこのLEDをiX4からOn/Offできるようにします。
“G1 On/Off”と”G1 On/Off Status”という2つのグループアドレスを作成しました。
Theben KNX-DALI Gateway側
ThebenのKNX-DALI Gateway側は、G1とG2のそれぞれにTunableWhiteの器具が引き当てされています。
D1のGroup1のSwitching On/OffとStatus On/OffのGroupObjectを先ほどのGroupAddressにリンクさせます。
Interra iX4側
今回、FunctionPage1をDALI Group1のOn/OffとStatusにします。
2つのボタンでOn/Offにします。
Onの方はこんな感じ。
GroupObjectをGroupAddressにリンクします。
動作検証
点灯するとボタンの下部が黄色くなりStatusが反映されます。
SunricherのDALIコンバーターを使ってiX4からSwitch On/Off
Offにするとボタン下部がグレーになります。
OffボタンのStatusはGroupAddressを分けて、KNX-DALI GatewayからのStatusをLogicで反転させて送る必要がありそうです。
もしくは、StatusはOnの時だけOnボタンの下が黄色くなるのでもよさそうです。
まとめ
以上、iX4の日時設定とボタンにStatusを反映させる方法を紹介しました。
引き続き使用方法については検証をすすめて紹介したいと思います。
現在、若干在庫がありますので、興味ありましたら、ご連絡ください。