左がSR-2400SC 右がSR2400LCです。同じ見た目をしていますが、動作が異なります。
用途に応じて使い分けていきましょう。
接続方法
DALI初心者学習キットの部品を使い接続していきます。
使用するのは、DALI BUS電源、DALI USB、SR-2304DIN(DALI Dimmer)、RGBWテープライトなどです。
詳しくは初心者学習キットの接続方法を参考にDALI線を接続してみてください。
事前準備:DALIのアドレッシング、グループ登録、シーン作成
DALI masterCONFIGRATORのアプリケーションを使用して、RGBWテープライトにアドレスを振ります。
グループ0にアドレス0のRED、グループ1にGREEN、グループ2にBLUE、グループ3にWHITEを登録してみました。
さらに、シーン0でRED点灯、シーン1でGREEN、シーン2でBLUE、シーン3でWHITEを呼ぶようにシーン設定を実施。
SR-2400SCの動作確認
本来はK1とGNDの記載がある部分にON/OFFスイッチなどの部品と組み合わせて実行するべきですが、近くにいい感じの部品が見当たらなかったので配線を直接触れさせて短絡させてみる方法でやってみます。
テープライトが点灯していたらmasterCONFIGRATORからOFFさせます。
OFFさせた状態からK1とGNDの配線を短絡させると、シーン0のREDが点灯しました。
次に、再度OFFさせた状態からK2とGNDの配線を引っ付けるとGREENが点灯しました。
更に、となりのK3とGNDを引っ付けるとBLUEが点灯しました。
どうやら、事前にmasterCONFIGRATORで作成していたシーンの0~3の4種類を呼び出すことが可能なようです。
裏面ダイヤルはデフォルト状態だと2箇所とも「0」を指していますが、x1を「4」に指定x10の部分を「0」と指定することで、シーン0~3以降のシーンも呼び出すことが可能なようです。
SR-2400SC動作確認は以上です。
SR-2400LCの動作確認
グループとシーンは事前準備にて作成したものを同じく使用していきます。配線の仕方などもSR-2400SCと同様です。
OFFさせた状態からK1とGNDを引っ付けて動作確認をするのですが、DALIMonitorを起動させた状態で動作確認すると分かりやすいです。動作としてはこうなりました。
- K1とGNDの配線を一瞬だけ引っ付ける → グループ0がフル点灯
- 1の状態からK1とGNDの配線を一瞬だけ引っ付ける → グループ0が消灯
- 消灯状態からK1とGNDの配線をずっと引っ付ける → グループ0にRaiseがかかる(徐々に明るく)
- フル点灯状態からK1とGNDの配線をずっと引っ付ける → グループ0にLowerがかかる(徐々に暗く)
どうやら、ワンボタンでグループを「On/Off」「Raise/Lower」が掛けられる装置のようです。
裏面のダイヤルを操作することで、動かすグループを指定することもできました。
まとめ
型番以外にほぼ見た目の違いが無い商品ですが、動作が全く異なりました。
シーンを直接呼びたいのか、グループのOn/Offもしくは調光がしたいのか、用途に応じて使い分けが必要です。