年末年始にChatGPTを調べていたところGPTsというサービスがあることを発見。どうやらGPTsを使えば簡単な「照明制御のチャットボット」が作れそうなので試してみることにした。
GPTsの作成
GPTsの作成方法については検索すると多くのサイトが見つかるのでそれを見ながら作成。
まずは「照明制御について質問に答えてくれるボットを作りたいです」と打ち込むと、GPTの名前の提案がされるので”Good!”と返信。
引き続きプロフィール画像を作成してくれるのでそれを受け入れます。これ、画像案を10個ほどつくってくださいと言えばよかったかも。人にお願いするのは憚れるけど、AIなら複数の案をお願いしても問題ないですしね。
そのあと”refining the context of “lighting Guide.”になるのですが、なぜか5回も同じメッセージが繰り返されます。
Lighting Control sysytemはHome Automationに特化することにしました。
ここら辺から英文が長くなってくるので、本当はChatCPTに日本語にしてくれと言えばよかったですが、とりあえず技術よりにしてほしいと回答。
ChatGPTに翻訳させるとこの内容でした。
その後にも質問がまだ続いていたのですが、この時点で動作確認をしてみます。
Lighting Guideの動作確認
先ほど作成したURLをブラウザの別タブで開くとこのような表示になります。
左側の上に”Create”と”Configure”があるので、ここでこのチャットサービスの設定や修正などが引き続き可能です。
右側で質問を入力すれば回答してくれます。
まずは日本語に変更、これで質問も回答も日本語になりました。
照明をホームオートメーションと連携させるにはどうしたらよいですか?
「照明とホームオートメーションと連携させるにはどうしたらよいですか?」という質問を投げてみました。
このように回答がきましたがブログに掲載するためにはhtmlで出力してほしいので、それを依頼すると、
このようにhtml形式で回答をしてくれたので、必要なところを抜き取り下にペースト。
ホームオートメーションと照明を連携させるためのステップ:
- ホームオートメーションシステムの選定:使用するホームオートメーションシステムを決定。
- 互換性のある照明システムの選択:選んだホームオートメーションシステムと互換性のある照明システムやスマート電球を選択。
- ネットワーク接続:スマート照明デバイスをホームネットワークに接続。
- ホームオートメーションアプリの設定:照明デバイスを設定し、管理。
- シーンやルーチンの設定:特定のシナリオや時間に基づいて照明を制御するためのシーンやルーチンを設定。
- 音声コントロールの設定(オプション):音声アシスタントを使用して、照明を音声で操作できるように設定。
選択する照明システムがホームオートメーションシステムのサポートするプロトコルと互換性があることを確認することが重要です。
回答について内容を確認すると、ホームオートメーションの中にKNXやCrestronなどは入っていないようです。
でも、それなりに回答としてはよさそうです。
matterについて教えてください
次はmatterについて聞いてみます。
Matterは、スマートホームデバイスのためのオープンソースの統一された接続規格です。異なるメーカーやエコシステム間の相互運用性を目指しています。
主な特徴
- 相互運用性:異なるメーカーのデバイス間での互換性。
- セキュリティ:安全な接続とデータのやり取り。
- 信頼性:強化された信頼性と安定した通信。
- 簡単なセットアップ:ユーザーフレンドリーなデバイス設定。
- オープンソース:開発者やメーカーが自由にアクセス可能。
対応プロトコルとテクノロジー
- Wi-FiとThread:ハイスピードと低電力デバイスのサポート。
- IPv6ベースのネットワーキング:広範な互換性と拡張性。
- ブリッジデバイス:非Matterデバイスのサポート。
Matter規格はスマートホーム業界において、より統一されたユーザーエクスペリエンスを提供することを目指しています。
模範的な回答がきました。
現在の時点で、matterはホームオートメーションに採用することにメリットがあると思いますか?
ここでmatterについてきいてみると、
Matterをホームオートメーションに採用することの主なメリットは以下の通りです。
- 相互運用性:異なるブランドやプラットフォーム間でのスムーズな連携。
- セキュリティ:安全な通信を保証する強化されたセキュリティプロトコル。
- 信頼性と安定性:信頼性の高い通信と安定した接続。
- 将来性:新しいデバイスや機能の追加が期待できる長期的な視点。
- ユーザーフレンドリーなセットアップ:簡単なデバイス追加とネットワーク組み込み。
ただし、Matterは新しい規格であり、現在対応しているデバイスの種類が限られている可能性があります。また、すべての既存デバイスがMatterに対応しているわけではないため、既存のスマートホーム設備との互換性も考慮することが重要です。
とのこと。本当は現在の時点ではまだ十分な商品がないので、もう少しまったらよいだろうというような回答を期待していたのですが、かなりmatter推しの回答になりました。ただ、回答の最後にそこらへんの内容が含まれているので、そのとおりだなと改めて私も思いました。
すごいですね。
まとめ
以上、GPTsを使って照明制御のチャットボットを作成してみました。
GPTsには他にもDALL-Eを使って画像を生成したり、外部APIをたたくなどの機能があります。
ということは、家の照明の最適な運用を考えるGPTsを作成し、照明制御用のAPIを操作できるようにすれば、ChatGPTsシーンコントローラーもできそうです。また、センサーデータなどもAPIで取り込むことができれば、制御のレベルも上げらるでしょう。
引き続き、検証していきたいと思います。