ComfortClickでBACnet RoomSimulatorの温度を表示する方法

BACnetの勉強を始める際、BACnetデバイスのシュミレーターYet Another BACnet Explorerの検証 のように、Yet Another BACnetExplorer(YABE)をBACnet RoomSimulatorを使う人も多いとおもいます。

今回はKNXの視覚化サーバーComfortClickでBACnet RoomSimulatorのデータを表示する方法をご紹介します。

bOS Configuratorの設定

まずはbOS ConfiguratorからComfortClickサーバーに接続します。

DeviceからAddボタンを押しBACnetを追加します。

RoomSimulatorはIP経由なのでConnection TypeはIPUDPにします。

Retrieve ObjectsをTrueにするとネットワークのBACnetオブジェクトを自動的に見つけてくれます。

もし見つからない場合は、Deviceを自分で追加する方法もあります。

DevicesからADDでDeivceを追加

名前はRoomSimulatorにします。

追加したRoomSimulatorのAddressをクリック

RoomSimulatorを動かしているPCのIPアドレスを入力します。

Functionsタブから”Get BACnet objects”をクリックします。

RoomSimulatorのBACnetオブジェクトが表示されました。

RoomSimulatorの値をComfortClickで表示させる

RoomSimulatorに表示される温度はTemperatureIndoorというオブジェクトなので、DeviceからクリックしてStatusのReadTypeを変更します。

今回はSubscribeCOVを選択。

ValuesのタブでValueをチェックするとRoomSimulatorに表示される温度がリアルタイムに反映されます。

Templateから温度を選択。

表示させたいComfortClickのThemeを開き、TemplatureIndoorをドラッグ&ドロップ。ControlはValue(Double)にします。

アプリから表示させると、このようにRoomSimulatorの値がBACnetでComfortClickと通信を行い操作画面に表示させることができます。

Setpointの操作

次はこのSetpoint温度をComfortClickから操作します。

Setpoint1のStatusをSubscribCOVに変更

TemplateはSetpointを選びます。

Themeを開きSetpoint1をドラッグ&ドロップ。表示名をSetpoint1に変更。先ほどのIndoorの温度もTempIndoorと変更しました。

このようにRoomSimulatorの温度とSetpointが表示されました。

Setpointをクリックすると操作できるので27℃にします。

RoomSimulatorのSetpointも変更されて27℃になりました。

まとめ

以上、BACnet RoomSimulatorの温度をComfortClickで表示させSetpointを操作する方法をご紹介しました。

他にも知りたいことなどありましたら、気軽にスマートライトまでお問合せください。