Lichtvision社のDALI回路チェッカーProbitSiteのFWが1.4になりました。
FW1.4 Update内容
- クロック時間の問題を修正
- スキャン中に非クリティカルな制御デバイスフレームを許可
- ユーザーインターフェースの改善
- バッテリー管理の向上
FWのUpdate方法を紹介します。
デバイスマネジャーで確認
ProbitSiteをUSBでWindowsPCに接続しデバイスマネジャーを開きます。

警告マークが出ているのでDriverを入れる必要があります。
上記リンクからLichtVision社のサポートページを開きます。

Probit Driver Packageをクリックしてダウンロード。
ダウンロードファイルは圧縮されているので展開(解凍)しておきます。

ドライバーの更新をクリックして先ほ展開したフォルダを選択。

このように表示され

ProbitSiteが表示されました。
しかし、このままだとうまく接続できなかったので、あらためて上記の
ほかのデバイス > USB Serial Port を選択しデバイスを更新したところ

無事にProbitSiteがCOM5として認識されました。
FirmWareのUpdate

Firmwareをクリックしてダウンロードして展開。

Probit Updaterというアプリを実行。

ProbitSiteがUSBにつながっているとこのように認識されるのでUpdate。

Updateは13分ほどかかりました。
FW1.4画面

Update後はV1.4と表示されます。

スキャン結果はDALI2のロゴマークが表示されるようになりました。

DALI2データベースが更新されたとのことで、新しいDALI2機器もメーカーや型番が表示されそうです。
まとめ
以上、DALI回路チェッカーProbitSiteのFirmWareを1.4にUpdateする方法をご紹介しました。
これまで何件かの物件に使ってきましたが、思った以上にバッテリーの消費スピードが速く、常に充電を意識していました。DALI BUS電源の250mAをバッテリーでやっているので、しょうがないとはおもっておりましたが、今回のUpdateで「バッテリー管理の向上」とあり、実際の現場でどれぐらいバッテリーの持ちが改善されたのかを今後検証していきたいとおもいます。
DALIプロジェクトについて
これまでDALIの現場をやってきましたが、DALI回路配線で不具合が起こるとその問題の切り分けにとても時間がかかります。
かといって、問題切り分け対応コストを最初からプロジェクトの見積に入れると金額的に合わないことが多く、インテグレーターにとっては頭の痛い点でした。
なので、弊社ではプロジェクトの見積にこのように記載しております。ご参考まで
1.エンジニアが現場に入るまでにDALI回路チェッカーを使って設計通りにすべてのDALI回路上の照明器具の数量が確認できること
2.制御盤に接続する前にすべてのDALI回路をテスターで計測し電圧が計測されないこと。(DALIドライバーによってはDALI BUS電源機能を持っているものがあり、この状態だとDALIの設定ができないため)
3.DALI回路の状態に不具合がある場合、原因調査費用として人工代を別途請求します。
4.事前に弊社にDALI回路チェックをご依頼いただく場合、有償で対応いたします。