DX(デジタルトランスフォーメーション)を初めて聞いた主婦が「DALIによる照明制御について」動画を見た感想

スマートライト株式会社では照明制御システムDALIを体験していただくために、DALI初心者学習キットをご用意しております。
 
このDALI初心者学習キットを新人スタッフのイシカワが接続&体験してきました。

DALI初心者学習キットの接続&学習レポート No.0 導入とキットの内容
DALI初心者学習キットの接続&学習レポート No.1 機器の接続
DALI初心者学習キットの接続&学習レポート No.2 アドレッシング

「照明の強さや色をコントロールすることで、きれいな色をたくさん見ることができて楽しかった!」
というのが一番の感想だったけど、これ、実際にはどんなふうに活用されるんだろう……?

と疑問を抱いたところで、DALI KNX EnOcean照明制御チャンネル内のDALIによる照明制御についての動画を見ました。
 

この動画は、DALIを導入するというのはどういうことなのか?ということを、DALIの導入を検討されているお客様に向けて解説しているものです。

 
この動画を見た照明制御初心者の50代主婦が、感じたことをお話ししたいと思います!

DXとは?

最近よく目にするDX。
見ると英語圏の顔文字かと思ってしまいがちです。
(メジャーなのは「XD」で笑っている顔が横になっているやつで、ほぼ私の見間違いです)

難しい英単語の略なんだろうとは思っていましたが、生活するのに特に必要じゃなさそうなので、スルーさせていました。

ここで知りました。
DXとはDigital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略語だそうです。
直訳すると「デジタルによる変容」。
頭文字じゃないのは何か意味があるのか、私が無知なだけなのかわかりません。

同じように思う人は絶対いますよね!

DXについてはこちらのデジタルトランスフォーメーションはなぜDXと略されるのか?|KDDIまとめてオフィスのページに詳しく書かれていますよ。

「Transformation」は「X-formation」と表記されるから、その頭文字を取ってDXなのだとか。

DALIを導入することはスイッチを指でスイッチをパチパチする(子どもの頃は紐をひっぱっていました)アナログの制御ではなく、デジタルで制御すること、つまり、照明がデジタルになる「照明のDX」なのだそう。

これって、「OK Google、電気を点けて」っていうのと同じかな?

そんな単純なことじゃないのかもしれないけど、このDX、私たちのすぐそこまでやってきているんだと感じました。

制御システムには3つの特徴があるそうです。

家にも照明制御システムがやってくる!

制御システムの1つめの特徴はそれぞれの設備の状態を把握すること。

住宅を例にして見るとわかりやすいです!

今、どこが点いていて、どの明るさなのか、全ての照明の状況ががわかるんですね。

昔、電気を点けっぱなしで寝てしまって「もったいないから消しなさい!」とよく叱られました。
扉の隙間から光が漏れているので見つかるのですが、これなら移動せずに誰が点けたままで寝ているとか、どこを点けたままで出かけてしまっているか、とかが、わかりますね!

そして、制御システムの特長の2つめはシステムから照明をコントロールできること。

どこが点いていて、どの明るさなのかの状況がわかるだけではなく、システムから点けたり、消したり、明るさを変えたりできるんですね。

これが「OK Google、電気を点けて」ですね。
でも、家の中の照明、全部を制御できてしまうのは便利!
  
それにスマートフォンでできるなら、例えば外出中でもコントロールできるっていうことですよね。
出かけてから「しまった、消してくるのを忘れてた!」と気づいたらすぐに消すことができるし、外出中に日が暮れてしまった時には照明をつけておくと真っ暗な家に帰らなくてもいいし、留守に見えないようにすることもできて、防犯面でも活用できそう。
  
小さい子どをも別室で寝かしていて、気付いたら日が暮れていて、目が覚めたときに真っ暗な部屋で泣いていた!なんてこともあったのですが、明るさも調整できるなら睡眠を邪魔しない程度の明るさにしてあげることもできそうですね。
寝かしつけの時にも手元で調整できるのは便利かも。

店舗ではマーケティングと効率化、省力化、省エネに利用できそう

制御システムの3つめは他のシステムとつながることができること。

これは店舗の例です。
今ではすっかり当たり前になったPOSシステムと照明をつなげて、どういうことができるか?

なるほど、照明と売り上げが同じ時間軸でデータ化されるのですね。

照明ってそんなに売り上げに影響あるのかな?と思ったけど、温かみを売りにする商品なら暖色系、清潔感を売りにする商品なら寒色系とか、商品によって適した照明というのがあるのでしょうね。
照明が適していないと商品が魅力的に見えないのかもしれません。
  
確かに、暖房器具売り場の照明が冷たい印象だと買いたくないかも。
  
照明の色や明るさを制御でき、POSシステムと連携することによって、手軽に照明と売り上げの関係性をテストすることもできますね。

さらに入退勤管理システムやエネルギー管理システムなど他のシステムとつながると聞いて、考えてみます。

一番最初に出勤した人が打刻すると照明が点く。
 
他のさまざまなもののスイッチが入る。
例えば、外気温から判断してエアコンがつくとか、レジの電源が入るとか、倉庫の鍵が開くとか。
 
営業中は時間や天気によって照明が変わるとか、音楽が鳴るとか。
 
最後に退勤する人が打刻すると、出勤時の逆の動作が行われ、閉店時の店舗の状態になる。

という感じでしょうか。

このようにすることで、例えば倉庫の鍵を閉め忘れるような人為的なミスも減るでしょうし、エアコンや照明の制御をすることで省エネにもなるでしょう。
 
最初に出勤する人、最後に退勤する人が誰であっても、同じ作業が自動的に行われることで、いつも担当者が最後まで残らなくてはならないようなことがなくなり、省力化にもつながるのではないかと。
  
実際、店舗で働いていて店舗の「閉め」、会計の「締め」の作業はルールややることも多かったりして、気が重いもの。
そこをデジタルで自動化できるのは、安心してお仕事ができると思います!

照明がDXしていればAIともつながる

照明機能を軸として人工知能を使って付加価値を作れないか、という段階になっているようです。
すごくお金がかかるけど、いろんな機能がデジタル化されれば、人工知能(AI)によってつなぎ合わせることができるのだそうです。

例えば、私が建物に入る。
AIでイシカワが建物に入ったと認識されると、入退勤システムに打刻されるとか、部屋のエアコンがつき、イシカワのデスクの照明が好みの明るさで点灯されるとか?
 
いろんな分野でデジタル化が進めばなんでもできちゃいそう。
魔法使いにもなれちゃうみたい。

映画やアニメでしか見ていなかった未来がやってくる!

照明がデジタル化して制御システムでできることを具体的に見ると、主婦が気になることばかり。

照明システムは曜日、時間、天気、温度で調整できるから、そのきっかけでエアコン、換気、電動ブラインド、人感センサー、監視カメラなどの設備が連動するととても便利ではないか!

朝、時間になると寝室の照明が点灯して起こしてくれて、電動ブラインドが開き、廊下の照明が点いて、リビングのエアコンが快適な室温にしてくれて、テレビがついて、コーヒーメーカーにスイッチが入り、今日の予定と占いを教えてくれて……、なんてことができるのでは?
  
外出時には「OK、Google 行ってきます!」と言えば、動線に合わせて人感センサーで順番に照明を消してくれて、玄関ドアを閉めたら鍵が閉まり、日が暮れたら自動的に電動ブラインドが閉まり、玄関の照明が点く。
  
外出先からそろそろ帰ることをスマートフォンに伝えれば、快適な室温にしてくれて、炊飯器が食事時間に合わせてご飯を炊き始め、お風呂のお湯を張ってくれる。
スマートフォンをかざして鍵を開ければ、センサーで順番に室内の照明がその時間に合わせた光で点く。
  
あれ、これって、怠けていると思われてしまうかしら?

このような妄想はなんとなくセレブな生活って感じだけど、実際にあったらいいな、と思っています。

便利なだけではなく、快適かつ安全に過ごせるようになると期待

我が家は20年前に家を建てたのですが、家族が7人、子どもが3人いることで、個室が多いんです。
照明やエアコンがつけっぱなし、ということも当然あるでしょう。

そんな時に、このように照明の状態を手元で見ることができて、他の設備と連動できたら「点けっぱなしはダメ!」「電気がもったいないでしょ!」と怒らなくても済むでしょうね。
(実際には場所によっては人感センサー付きの照明やリモコン付きのものを設置したり、エアコンは個別にせずに全館空調にしました)

離れて暮らす親の見守りの必要性が高まっている今、親のすまいの照明をスマホで確認できるようにしておけば、日没後に照明が点灯されなければ安否確認をする、という使い方もできるでしょう。

便利というだけではなく、快適に安全に過ごせるようになると思います。
早く一般に普及することを願います!
 
このお話の動画はこちら ⇒ DALIによる照明制御について 
 

 
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