当社で行った照明制御に関しての実績を紹介します。
今回の実績紹介は「TOKYO TOILETプロジェクト」です。
このプロジェクトで具体的に何をどのように進めたのか具体的に説明します。
THE TOKYO TOILETとは?
日本財団が、多様性を受け入れる社会の実現を目的に実施する公共トイレプロジェクト。
渋谷区全面協力の下、性別、年齢、障害を問わず、誰もが快適に使用できる公共トイレを区内17 カ所に設置する。
趣旨に賛同する 16 人のクリエイターが参画し、デ ザイン・クリエイティブの力で、新しい社会のあり方を提案する。
トイレの設計施工 には大和ハウス工業株式会社、トイレの現状調査や設置機器の提案には TOTO 株式会社 の協力を得て実施。
デザイナー 後智仁 氏
1971年東京生まれ。91年武蔵野美術大学短期大学グラフィック科入学、同大学視覚伝達デザイン学科編入。95年博報堂入社。2008年WHITE DESIGN設立。
主な仕事に、ユニクロ・サスティナビリティ部門担当クリエイティブディレクター、atama plus株式会社ブランド戦略顧問、大阪経済大学人間科学部客員教授。 ファーストリテイリング・サステネナビリティーレポート、ユニクロ「ドラえもん・サステナモード」、Tシャツ購入でドネーションができる、UT「THE PEACE FOR ALL」。キリン「Tap Marche」など。
近年は、広告やブランディングにとどまらず、ファッション、建築、ディスプレイ、アートと活動の場を広げている。
広尾東公園トイレコンセプト【Monumentum】
今回のプロジェクトの元となった「人は、みんな違うという意味で、同じである。」という思いを表現するトイレを作りたいと思いました。
安全、安心、清潔はもちろん、全ての人に優しいトイレにしたい。多くの人の生活と多くの緑に囲まれた公園内ということもあって、パブリックアートの様に生活の中にありながら、人に常に何か問いかけてくる様な存在。
このプロジェクトの意義を人に問い続けるモニュメントのようなトイレになったらいいなぁと思っています。
世界人口と同じ79億通りのライティングパターンが、昼は木漏れ日の様に、夜は月明かりや漂う蛍のように変化し続け、二度と同じパターンを見ることはないでしょう。
広尾東公園 照明制御システム概要
LTE通信
照明制御通信
性能が求められるロジック部分にはクラウドサーバーを、屋外常設の照明制御に使用するサーバーは耐久性を重視して選定。
クラウドと制御サーバーはIoT通信用のSIM回線で通信することでデザイナーの期待に答える照明制御システムを構築した。
メンテナンス体制について
遠隔から電波状況や稼働状況の確認が可能
- ・電波状況の確認が可能
- ・ログファイルをチェックすることでエラーの理由を確認
- ・Node-REDをつかっていることで、遠隔からプログラムの修正・変更が可能