Philips HueをKNX視覚化サーバーComfortClick bOSで操作する方法

Philipsのスマート電球はHueはオリジナルアプリを使ってスマートフォンから操作することができますがKNX視覚化サーバーのbOSで制御することができます。

たとえば、

  • Lutronの電動ブラインドとの連動
  • 他のDALIや位相制御の器具との連動
  • エアコンや電気錠との連動

など、他の設備との連動をする場合は、オリジナルのアプリだけでは対応できないので、こういう要望がある場合にはbOSの様なスマートホーム用サーバーアプリケーションがおすすめです。

ということで、まずはbOS Configuratorを使ってPhilips Hueの設定をする方法をご紹介します。

* なお、事前にPhilips hueの標準アプリでBridgeとランプは設定されているものとします。

Philips Hueのセットアップ

Image from Gyazo

bOS Configuratorでプロジェクトを立ち上げたら、DevicesからAddをクリック。”HUE”を選択しAddします。

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DevicesからHueを選び、Settingsタブの”Device discovery”の横をクリックします。するとネットワークにあるHueのブリッジのIPアドレスが表示されるのでSelectをクリック。

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Loginをクリックすると右にボタンが表示されるのでクリック。

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Hueのブリッジのボタンを押すようにメッセージがでるので、ここでブリッジのボタンを押してからOKを押します。

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Usernameに文字列が入り、Hueのブリッジが認識されました。

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公式アプリで登録済みのランプやGroupsも認識されました。

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こちらにHueのブリッジのネットワーク設定を確認できます。Set Networkをクリック。

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ただし、ここに入力してもDHCPのON/Offの切り替えは反映されなかったので、DHCPの切り替えはHueの公式アプリで変更する必用があります。

Hue ランプの確認

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DevicesのHueではBridgeに接続されているランプが表示されるのでクリックしてみます。

Valuesのタブでは操作できるプロパティが表示されます。

Reachable:ちゃんとつながっているかどうか
Power : ランプの電源。この後のBrightnessを0にしても消灯しないので完全に消す場合はこれをFalseにする。
Brightness : ランプの明るさ。0でも消えないので注意。
Color temperature : ランプの色温度 0〜100%
Color : alphaとRGBの値で色を指定できます。alphaは透明度とのこと。

操作パネルの作成

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Themesを右クリックしてThemeを追加。

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“+Frame”をクリックしフレームを追加します。

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Devices > HUEから ”Hue color lamp1″をドラッグ&ドラップで先程のフレームにいれます。

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Controlから”Power(Boolean)”をクリック。

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“Add+”をクリック。

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同様に
Brightness (Integer)
Color (COlor Picker)
の2つを追加します。

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フレームはこの様になるので、Closeをクリック。これで操作画面ができました。

bOS Clientで確認

スマートフォンのアプリケーションでbOSクライアントを開きます。

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先程作成した画面が表示されます。

IMG 6576

一番上のPowerをOnにするとランプが点灯します。もしここでランプが点灯しない場合はBrightnessをタッチ。

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バーを上下させることで明るさが変わります。

IMG 6578

シーンの設定

Colorをクリックするとカラーピッカーと言われる画面が表示され、Hueがフルカラーの場合は色の変更ができます。

IMG 6579

色を変更した後はこのように反映されます。

シーンの設定

上記のようにランプを個別でコントロールする画面をつくることもできますが、実際にはシーンを設定してそれを呼び出すほうが現実的です。

また、シーン機能を使えばDALIの照明やルートロンの電動ブラインド、エアコンのモード動作なども一括変更できますし、スケジュールを組んで朝、昼、夜でシーンを自動的に呼び出すこともできます。

では、HUEのシーン設定方法をご紹介します。

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Devicesから”Devices”でフォルダを選択し、名前を”Scenes”に変更してAdd。

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先程の”Scenes”を選択して”Scene”をクリック。

Sceneの名前を

All On
All Off
Sample

と変更しSceneを3個つくります。

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“All On”をクリックするとシーンの設定画面になるので、”Settings”の”+Add”をクリックします。

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Building > Devices > HUE > Lamp > Hue color lamp 1 をクリックします。

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PropertyをPower、ValueをTrueにしてOK。

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このように追加されます。ただし、これだとBrightnessが前の状態を維持しているのでシーンにBrightnessの値も追加します。

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Brightnessを100%に変更。

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これで、All OnというシーンにはPower:OnとBrighness:100という値が設定されました。

Lamp2と3も同じように設定します。

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これでAll Onのシーンが設定されました。

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All Offはランプ3台ともOffになっていれば良いので上記のような設定です。

次にSampleの設定をします。

シーンを呼び出したときにPowerがOffだとランプが点灯しないので、All Onと同じようにPower:Onを入れるのですが、何度も同じことをやるのは結構めんどくさいです。

なので、ここではSceneのコピーを使うのがおすすめです。

シーンのコピー&ペースト

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Scenesからコピーしたいシーンをクリックした状態で右クリックしてCopy。

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今度はScenesをクリックした状態で右クリックしてPaste。

このとき、All Onをクリックしている状態だとPasteが表示されないので、ひとつ上の階層のScenesをクリックしておくこと。

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まずはシーンの名前を修正。

このシーンに必用無いランプがある場合はEnableのチェックを外します。

Valueをクリックして値を変更。

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Scene1という名前のシーンを作成しました。(All OnのLamp2のPowerがFalseだったのでこちらも修正)

シーン呼び出しパネルの作成

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Themeをクリックして先程の操作パネルを表示。

+Frameをクリックしてフレームを追加します。

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All Onというシーンをドラッグ&ドロップ。

ControlをRun(RunFunction)にしてAdd+。

All OffとScene1も同様にします。

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そのままだとどのシーンかわからないので、右に表示されるプロパティからTextを選び、それぞれシーンの名前にします。

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これでシーンの呼び出しパネルができました。

IMG 6581

スマートフォンの操作画面はこんな感じ。スワイプするとランプの操作画面とシーンの操作画面の切り替えができます。

グループ単位でもできます

今回はHueのランプ1個ごとに操作画面をつくったりシーンを作成しましたが Hue公式アプリで作成したグループ単位でも以上のことができます。

ぜひ、ためしてみてください。