最近話題になっているNode-RED。
使い方を学びたいという声を聞くことがあります。
そのような方のために、Node-REDのフローを100個作ってその様子を動画で紹介する「Node-RED100本ノック」という企画を立ち上げました。
Node-REDの公式サイトにあるNode-REDクックブックに紹介されているフローや自分で行ってみたフローについて、実際に作る方法とフローの解説していく第13回目です。
第12回はEnOceanスイッチでTP-Linkスマートプラグを制御です。
EnOceanマルチセンサーのデータを受信する
EnOceanのマルチセンサーSTM550BのデータをNode-REDで受信する方法についての解説です。
チュートリアル ⇒ ラズパイにNode-REDを入れてEnOcean(BLE)の環境センサーを接続する2/2
EnOcean STM 550B マルチセンサーモジュール(BLE)の販売ページ(スイッチサイエンス)
⇒ https://www.switch-science.com/catalog/6525/
第14回はEnOceanマルチセンサーとTP-Linkスマートプラグの連携Part1です。
Node-RED100本ノックのYoutube再生リストはこちらです。⇒ Node-RED100本ノック
ぜひチャンネル登録をお願いいたします。⇒ DALI KNX EnOcean照明制御チャンネル
【文字起こし】EnOceanマルチセンサーのデータを受信する
はい、みなさんこんにちは。
スマートライトの中畑です
Node-RED100本ノック第13回目、今回もいってみたいと思います
今回はですね、EnOceanのSTM 550Bというマルチセンサーがあるのですが、これをNode-REDでデータ受信して見えるようにしていきたいと思います。
ちなみにこのマルチセンサBLE通信を行うんですけど、スイッチサイエンスさんのサイトから購入することができます。
で、ビジネス用途で使う場合にはスマートライト中畑まで連絡いただければ、色々ご相談に乗りますのでよろしくお願いします。
今回はNode-REDでBLEスキャナーというライブラリを使いますので、それのインストール方法についてはNo9で紹介しているので、もしまだの方はそちらを是非ご覧ください。
じゃあ、いってみましょう。
今回はこちらのEnOceanのSTM 550Bというセンサーを使うんですがこれはBLEで通信します。
はい、じゃあこれのNodeを作っていきましょう。
はい、それではまずラズパイのNode-REDにアクセスします。
えーと、今何もない状況なのでBLEビーコンスキャナー、これを入れて、まずは、はい単純にデバッグNodeにつないでみましょう。
ここでデプロイを押すと、もともと、あのBLEの通信はいろんなものが使っているので、一気にたくさん出てきます。
なので、ここでフィルターをかけます。
フィルターはスイッチNodeですね、はい。
で、これスイッチNodeにつないで、ここにBLEの場合ここにIDっていうのがあるんですね。
で、このセンサーの方にもここにIDが書かれているんです。
ここに書かれているIDをここに入れます。
このスイッチNodeの中に入れますBLEのIDは小文字でくるので小文字で入れます。
e5003 0efb
はい、これでいけるはず
じゃあ、これでデプロイをしますと、はい。
何も表示されなくなりましたね。
で、これはマグネットコンタクトっていうのがついてるんです。
えーと磁石を近づけるとオンオフするという。
はい、じゃあこれ近づけます。
あ、きましたね。
はい離す。
で、EnOceanのセンサーとか機器類はいっぺんに何回か同じ信号を送るので、なのでここでもディレイNodeを使います。
ディレイNodeで、はい、rate limit、1メッセージ、0.1秒間に1メッセージして、間のデータは削除すると。
はい、これでやっていきます。
じゃあ、これでもう1回やっていきましょう。
はい、それではやっていきたいと思います。
この矢印があるのでここに近づけます。
近づけると、はいで離す、近づける、離す、というようにデータが受信できるようになりました。
じゃあ、このデータを解析していきます。
で、ここにIDが来てるんですけど、実際にセンサーからくるデータはこのアザー、バッファーというところにあって、こういうようなデータが来てるんですね。
で、このデータの解析方法については、このデータの解析方法についてはこちらの記事にちょろっと書いてありますけど、正確にはですね、こちらの記事の下のほうにある、ここに環境センサーSTM550BのデータについてでEnOcean社のその英語のマニュアルがあるんですね。
ここにさっきのバッファーってアザーズバッファーっていうところんのデータを解析する方法は書いてあります。
ちょっといろいろ難しいです。
なので、もう正解を手に入れましょう。
はい、これをファンクションNodeに入れると出てくるデータを、わかるようにしてくれます。
なので、ここに入れてファンクションNode入れますね
はい、でここにさっきの貼り付け、はい。
そうするとデータ、このこのデータが実際にどんなものなのかというのを見ることができます。
じゃあ、やってみましょう。
はい、じゃあいきますね、近づけます
近づけると、あっきましたね。
はいはい、これで、温度29.4度、湿度61%、明るさが140ルクス、でコンタクトオープン、これさっきのマグネットスイッチです。
でえーと電池の残量が54.5%です。
これ、もう1回ちょっとやりますね。
で、マグネット近づける。
今、クローズで離す。
で、マグネットを近づけた時クローズと出て、離した時オープン。
これは、えっと実はですね、このセンサーは1分おきにデータを送るようになってます。
ただしマグネットのスイッチ、マグネットコンタクトがクローズになった時と、それがクローズが変わって状態変わってオープンになった時は、それぞれその時すぐにこう信号が送られるんですね。
なのでこういうふうになっています。
ということで、このマルチセンサーSTM550Bなんですが、1日200ルクスを6時間を受けられる環境であれば普通に使うことができると。
で、あとはここにバックアップ用の電池を入れることができるので、明るさがちょっと少ないところではその電池を入れれば補助として使えるので、ほぼ電池交換なく使うことができるというセンサーです。
で、太陽電池が付いている無線で信号が飛ぶBLE通信ができるというので、家のちょっとIoT化をしたいっていう方には非常にお勧めの製品です。
ということで、今回はこのEnOceanのBLE通信を行うマルチセンサーSTM550BをNode-REDで受信するということについてご紹介しました。
あとはですね、受信したデータによって、例えばマグネットコンタクト、これをドアにつけてドアが閉まった時にマグネットがくっつく、半、ドアが開いた時に離れるとか あとは明るさが1日でどう変わるとか、温度がどう変わるとか。
例えばその、まあ遠く離れて自分の両親が住んでてちょっと高齢で心配だっている時には、このセンサーからラズパイでデータを受信してそれを自分で見れるようにしておけば、普通に問題なく暮らしている時とずっと照明が暗いままだとか、ずっと照明明るいのに一日に一回もドアが空いてないとか、そういうなんかちょっと心配だなって思う時に、これなら問題なくいつも通りやってるだろうとか、なんかちょっとデータおかしいんだけど、なんか心配だから電話してみようかとか、もしね、近くに兄弟とか親戚とか住んでるんだったらちょっと見てきて欲しいとか、そういうような判断をするためのヒントを得ることができるので、そういうものにも役に立つんじゃないかなって思ってます。
はい、で次回はですね、このセンサーから受信したデータによって何かをするっていうのを他の機器とつなげてやっていきたいと思いますので、ぜひまたご覧ください
では皆さんご視聴ありがとうございました
また会いましょう
さよなら